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父と同じ病気。

2011/10/22 Sat 14:35

今回は少し長めの文章になります。(笑)

私の父は現在62歳です。
実は私と同じ一型糖尿病です。
一型は遺伝しないと言われています。
お医者さんも親子で一型は珍しいですよ、と驚いていました。
同じ病気になるってことは体質が似てる、ってことなのかもしれないですね。

父は30歳の時に発病し、病歴で言えば32年の大ベテランさんです。(笑)
私が生まれる2年前で、その当時はインスリン医療の技術も今より劣っていたのもあって、
子供は無理かも・・・と思っていたらしいです。

今は技術も発達してきて、注射の針なんかも本当に細くなりました。
注射自体も今のようなペン型ではなく、本当の注射器の形
小瓶に入っていたインスリンの液体を吸いとっていたみたいです。
針も太く、刺す度に痛くて辛かったと聞いています。
今の時代に生まれて感謝すべきかもしれないですね~。

父の病気のこともあって、我が家では家庭料理では定番のトンカツ、コロッケ、天ぷら、からあげ・・・などの脂っこい食事が食卓に並ぶことはありませんでした。
餃子とかカレーとか・・・も少なかったように思います。
本当は食べれないという訳ではないんですけどね、父も自分に甘いところがあるみたいで
それが母なりのやり方だったみたいです。

当時は私も子供で父の病気のことはあまり理解できていませんでいた。
他の友達の家では出てくるメニューがなんでウチには出てこーへんの??と母を困らせたこともありました。
本当に申し訳なかったなぁ・・・と今になって思います。

小さい頃から父が注射している姿や低血糖でよくしんどそうにしている姿を見て育ってきました。
過去には重度の低血糖で倒れて救急車で運ばれたり、
肺炎や(免疫力が弱っているため)肺自体ににカビが生えて入院したこと、
一緒にスキーに行って人とぶつかってこけた拍子に目から出血したこともありました。
(正確には目の毛細血管が破れて目の裏側で出血が起こった)
目の毛細血管は人間の体の中で一番細い血管で、糖尿病患者にとっては特に注意をしなければいけない場所だと思います。(合併症の一つ)

現在父は教師(小学校の先生)の職から離れて、家でゆっくり趣味の畑(野菜作り)を楽しんでいます。
昔は亭主関白ですぐ怒鳴る恐い父、という印象がありました。
そんな父が野菜作りに目覚めるなんて想像もつかなかったです。
今では昔と比べると穏やかになり、だいぶまる~くなった気がします。(笑)

30年以上も病気と付き合っているので、体には色々とガタがきているようです。
自律神経の悪化の影響で体温調整が難しく、異常に汗をかいたりします。
夜もあまり眠れないみたいです。
目もしょっちゅうしばしばしています。まぶたが重く、本当は閉じているのが一番楽なんや、と言っています。
外では陽の光が眩しいのでよくサングラスをかけています。
私の友達によく、maruのお父さんってなんか恐そう~と言われていました。
実際病気と関係なしに恐かったので大正解なんですけどね。(笑)

目の出血も今まで幾度となく繰り返し、レーザー治療や手術も受けてきています。
視界は直線が歪んで見え、普通の人からするとぞっとする世界やぞ、と言っていました。
私もそれを聞いてぞっとしました。
でも医者からは、30年以上も病気をしてこられて今の状態はかなり優秀な方ですよ、と言われたらしく、心なしか誇らしげな様子でした(笑)

A1cはだいたい7~8%をうろうろしてて、コントロールはだんだん難しくなっているみたいです。
空腹時の血糖値は120以上が一番体に合っているらしく、
100以下だとすごい低血糖でしんどい、と言っていました。
私にとってはまだ高い値だな・・・と思いますが、それが長年病気と付き合ってきた父のやり方です。
もっと値が低い方がいいことは分かっているみたいだけど、父にしか分からないコントロールの仕方があるのです。
私は、それでいいんだと思いました。
私には私のコントロールの仕方、父には父のコントロールの仕方があって、人それぞれなんだと思うことができました。

いつか、私が同じ病気になった時に父が家でひとりで泣いていた、と母から聞いた覚えがあります。
自分と同じような道を娘にも歩んでほしくない、という思いからでしょうか。

私が病気になってから父は弱音や愚痴を吐かなくなりました。
それまではたまに「お前らにわしの気持ちは分からん」と言っていた父です。
私はこの病気になって親不孝者だなー・・・と思うと同時に、親孝行もできているんじゃないかと思っています。
父の一番の理解者になれたことです。
娘も頑張っているからオレも頑張らな、と思ってくれたらなおよし。
父には長生きしてもらいたいですからね。
一型糖尿病について | コメント:(0) | トラックバック:(0)
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